イデックスでんきは大正15年3月創業の老舗(株)新出光が運営しています。
電気の供給エリアは九州地方のみで、私達一般家庭向けとしては「ファミリープラン」とオール電化向けの「夜トクプラン」があります。
九州電力のように原子力発電を利用しない発電方式も魅力のひとつで契約件数も徐々に伸ばしている隠れ人気的な電力会社です。
この記事では
- イデックスでんきの料金プラン
- 実際の利用者の口コミや評判
- メリット・デメリット
を3つに分け、徹底解説していきます。
これからイデックスでんきへの乗り換えを検討している方は参考にしてみてくださいね。
もくじ
九州電力とイデックスでんき電気「ファミリープラン」との料金比較
それではさっそく九州電力の基本プランである「従量電灯B」とイデックスでんきの「ファミリープラン」料金プランを比較していきましょう。
九州地域でのメイン電力会社である九州電力とイデックスでんきの料金比較ですが、料金はそれぞれ基本料金と従量料金によって計算することができます。
- 基本料金:必ずかかる最低料金
- 従量料金:1kWhあたりの単価
- 電力使用量:その月に使用した電力量の合計
「ファミリープラン」の基本料金
九州電力とイデックスでんきの基本料金ですが、現在の契約アンペア数が大きくなるに連れて高くなっていきます。
基本料金に関して、イデックスでんきの方が若干安くなっています。
イデックスでんき | 東京電力 | |
---|---|---|
30A | 866.05円 | 874.80円 |
40A | 1,154.74円 | 1,164.40円 |
50A | 1,428.84円 | 1,458.00円 |
60A | 1,697.11円 | 1,749.60円 |
「ファミリープラン」の従量料金
従量料金は~120kWh、120~300kWh、300kWh~の3段階で料金単価が高くなっていきます。
九州電力は分かりやすい3段階構造の料金プランになっています。
一方、イデックスでんきは契約アンペア数によって料金単価が変わる仕組みになっています。
電力会社 | イデックスでんき | 九州電力 | |||
---|---|---|---|---|---|
契約アンペア数 | 30A | 40A | 50A | 60A | 30~60A |
~120kWh | 17.01円 | 16.79円 | 16.79円 | 16.62円 | 17.19円 |
120~300kWh | 21.72円 | 21.72円 | 21.72円 | 21.72円 | 22.69円 |
300kWh~ | 23.01円 | 23.52円 | 23.52円 | 23.52円 | 25.63円 |
この表の通り、従量料金は九州電力よりも安くなっています。
ただ、これだけだと具体的にどれくらい安くなるのかよく分からないですよね?
そこで、世帯人数の料金シミュレーションをしてみました!
イデックスでんきに乗り換えた場合の料金をシミュレーション
1人暮らし~6人暮らしまでの世帯人数別の料金シミュレーションを行ってみました。
世帯別の電力使用量は総務省の家計調査のデータを元にしています。
イデックスでんき | 九州電力 | |
---|---|---|
年間料金 | 66,086円 | 67,843円 |
年間節約額 | ⇒1,758円お得 |
イデックスでんき | 九州電力 | |
---|---|---|
年間料金 | 100,385円 | 104,960円 |
年間節約額 | ⇒4,575円お得 |
イデックスでんき | 九州電力 | |
---|---|---|
年間料金 | 116,041円 | 128,273円 |
年間節約額 | ⇒12,232円お得 |
イデックスでんき | 九州電力 | |
---|---|---|
年間料金 | 122,518円 | 135,641円 |
年間節約額 | ⇒13,123円お得 |
イデックスでんき | 九州電力 | |
---|---|---|
年間料金 | 147,062円 | 164,052円 |
年間節約額 | ⇒16,991円お得 |
イデックスでんき | 九州電力 | |
---|---|---|
年間料金 | 177,065円 | 198,468円 |
年間節約額 | ⇒21,403円お得 |
このようにどの世帯人数でもオトクになるという結果になりました。
そこで次は、他の新電力会社との料金比較イデックスでんき利用者の口コミや評判、メリット・デメリットをまとめてみました。
⇒イデックスでんき利用者の口コミと評判、メリット・デメリットはこちら
(クリックすると下へ移動します。)
オール電化向け「夜トクプラン」の料金プランを徹底解説
イデックスでんきには新電力会社としては珍しく、オール電化向けの料金プラン「夜トクプラン」を申し込むことができます。
九州電力のオール電化向けプラン「電化でナイト・セレクト」と比較して解説していきます。
「夜トクプラン」の基本料金
基本料金に関しては現在の契約電力数が大きくなるに連れて高くなっていきます。
イデックスでんき | 九州電力 | |
---|---|---|
10kWまで | 1,571.40円 | 1,620.00円 |
15kWまで | 4,190.40円 | 4,320.00円 |
15kW超過分(1kWあたり) | 523.80円 | 540.00円 |
例えば、契約電力が10kWまでなら一律1,571.40円ですが、17kWの場合は超過分が2kWなので、
4,190.40(円) + 523.80(円) × 2(kW) = 5,238(円)
となります。
上の表のように九州電力の「電化でナイト・セレクト」と比べると、安くなっていることが分かりますね。
「夜トクプラン」の従量料金
イデックスでんきの「夜トクプラン」と九州電力の「電化でナイト・セレクト」の従量料金比較は以下の表の通りです。
イデックスでんき | 九州電力 | ||
---|---|---|---|
平日昼間 | 夏冬 | 25.60円 | 26.40円 |
春秋 | 22.85円 | 23.56円 | |
休日昼間 | 夏冬 | 20.25円 | 20.88円 |
春秋 | 17.02円 | 17.55円 | |
夜間 | 12.62円 | 13.02円 |
昼間 or 夜間、平日 or 休日、 夏冬 or 春秋によって料金単価が変わる仕組みになっています。
オール電化住宅の仕組みは簡単に言うと、電気を夜間に利用して、昼間に使う熱量を貯め込む仕組みです。
そのため、夜間料金が安い料金プランとは非常に相性がよく、電力会社の一般プランだと逆に高くなってしまうことがほとんどです。
上の表のように、九州電力の「電化でナイト・セレクト」と比べると、全て安くなっていることが分かりますね。
オール電化住宅に住んでいるならインデックスでんきに乗り換えるべき
電力自由化で今までよりも安い電力会社が続々と誕生していますが、実はオール電化向けの料金プランを用意しているところは現状ほとんどありません。
イデックスでんきには、珍しいことにオール電化向けの「夜トクプラン」があり、九州電力の「電化でナイト・セレクト」よりも確実に安くなる料金プランになっています。
九州電力エリアでオール電化住宅に住んでいる方なら無条件で電気代を節約することが可能なので、正直乗り換えるべきです。
イデックスでんきの公式サイトでは、必要情報を入力すると年間でどれくらい節約することができるのかをシミュレーションすることができるので、一度試しから契約することをおすすめします。
イデックスでんき利用者の口コミや評判
イデックスでんきと契約してから前日の電気使用量を調べるのが最近の日課です
— ごん (@aquatica) December 16, 2016
イデックスでんきのCMの西内まりやがかわいい!より目で茶色の瞳が愛くるしいhttps://t.co/py8pvIm4v5#イデックスでんき #CM #西内まりや #より目 pic.twitter.com/dxgiH8PdlS
— フムフム (@fumufumunaruho) July 14, 2016
我が家も7月から脱九電・脱原発。「イデックスでんき」の申し込みをしました!
(^o^)/ シミュレーションでは5%安くなる。もちろん九電の新料金プランより安いことを確認。ここから⇒ https://t.co/vZU1tGwiun— 冷凍みかん(消費増税× 原発稼働×) (@Unshiu3kan) March 22, 2016
Twitterに投稿されているイデックスでんきの口コミや評判をまとめてみました。
- 料金が安くなる(九州電力と比べて)
- 脱原発、反九州電力派が支持
シミュレーションの通り、一般的な住宅、オール電化住宅ともに乗り換えるだけで、無条件で電気代を節約することができます。
また、イデックスでんきの電源構成は、
- 再生可能エネルギー(水力、バイオマス、風力など)
- 火力発電
- 電力会社電源
- 市場
となっており、原子力発電を利用していません。
九州電力の電源構成によれば、約16%を原子力発電に頼り切っている状態です。(平成29年度データより)
そのため、反原発派を中心に九州電力から乗り換える方も多いようです。
申し込み前に確認しておきたい!イデックスでんきのメリット・デメリット
イデックスでんきの料金プランや利用者の口コミや評判を調べていくうちに分かったメリット・デメリットをまとめてみました。
イデックスでんきのメリット
オール電化向けプランがある
「夜トクプラン」について解説したとおり、イデックスでんきにはオール電化向けの料金プランがあります。
ほとんどの新電力会社にオール電化向けのプランはありませんでしたが、イデックスでんきにはあるのは大きなメリットですね。
料金プラン的にも九州電力の「電化でナイト・セレクト」を使い続けるより、電気代を節約することができます。
原子力発電を利用していない
九州電力は約16%を原子力発電に頼り切っている状態ですが、イデックスでんきは原子力発電を利用していません。
そのため、反原発派の方にとっては大きなメリットではないでしょうか。
解約時に違約金がかからない
イデックスでんきには1年間の契約期間が決まっていますが、期間内に解約したとしても違約金は一切かかりません。
そのため、イデックスでんきから他の電力会社に自由に乗り換えることができますし、引っ越しの時にも無駄な費用がかかることがありません。
さらにお得な割引・特典が付いてくる
イデックスでんきはさらにお得になる割引特典が付いてきます。
- イデックスクラブカード決済割引(-648円/年)
- 契約継続割引(継続利用1年間で、-500円/年)
- ペーパーレス割引(明細書をWEB閲覧のみで、-648円/年)
最大で年間1,796円さらに割引することができます。
詳しくは、イデックスでんきの割引・特典ページをご覧ください。
唯一のデメリットは他社と比べるとそこまでお得ではないこと
料金プランや料金シミュレーション結果のように、九州電力からイデックスでんきに乗り換えれば、今までと同じ電気の使い方で無条件で電気代を削減することができます。
しかし、他の新電力会社と比べると実はそこまでお得ではありません。
例えば、一人暮らしなら楽天でんきを利用すれば4,678円/年、二人暮らしならミツウロコ電気を利用すれば6,833円/月、月に600kWh以上使う家庭ならあしたでんきを利用すれば、26,000円/年節約することができます。
これはあくまで一例ですが、九州電力エリア内の電力会社の中からあなたの生活スタイルに合った電力会社を選べば、最安値で電気を利用することが可能です。
当サイトの「電力会社一括シミュレーション機能」は全国の電力会社を一括比較することができます。
ご自身のお住まいの地域、電力使用量、契約アンペア数を入力するだけで全国の電力会社を一括比較し、安い順番からランキング形式で比較・検討することができます。
また、それだけでなく、電力会社乗り換え初心者の方でも分かりやすく、電力会社の選び方のポイントをまとめてあるので、是非とも活用してみてくださいね!
まとめ:オール電化なら乗り換えるべき!一般住宅なら再検討も視野に
イデックスでんきの電気の料金プランや利用者の評判、メリット・デメリットについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
イデックスでんきは新電力会社では珍しくオール電化向けのプランがあり、乗り換えるだけで電気代を節約することができるので、なる早で乗り換えるべきでしょう。
また、オール電化を利用していないご家庭でも電気代が安くなるのは間違いなしなので、これを機にイデックスでんきに乗り換えてみてはいかがでしょうか?
ただし、一般的な住宅の場合、イデックスでんき以外の新電力会社の方が節約できる額は大きくなることが多いので、「最安値で電気を使いたい!」という方は再度電力会社を検討してみてはいかがでしょうか?
もう悩まない!おまかせ電気・ガスコンシェルジュがあなたにぴったりのプランをご提案!
料金シミュレーションでおよそ最適な電力会社を決めることはできますが、実際には、ガスと一緒に契約した方がお得に利用できるなど、電気料金だけでなく、ガス料金も併せて検討した方が良い場合もあります。
その上、電気の使用状況、ガスの使用状況なども考慮しなければならないため、自分のライフプランに最適な電力会社・ガス会社を選ぶのは本当に大変です。
実際、まだどの電力会社・ガス会社と契約するか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたは、ぜひ、当サイトから「おまかせ電気・ガスコンシェルジュ」をご利用ください!
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