電力会社って乗り換えるとお得って本当?
実際はメリットもデメリットもあるから、ちゃんと知ったうえで契約しないと後悔するよ!
最近ネットやチラシで電力自由化について
「乗り換えるとお得!」
「今までの電気と同じだから安全!」
といった広告をよく見かけませんか?
実際に電力自由化について調べてみると、
- 乗り換えるだけで電気代が安くなる
- キャッシュバック特典が付いてくる
というようなメリットばかりを主張したサイトや記事ばかり見るような気がします。
でも実際には、電力会社を切り替えると、
めちゃくちゃ損してしまう
場合があるのです・・・
しかし、メリットとデメリットをきちんと理解したうえで、電力会社を切り替えれば、お得に安全に電気を使うことができます。
そこで、この記事では、実際に電力会社を乗り換えてみて感じたデメリットとメリットをそれぞれ順番にご紹介します。
もくじ
電力自由化のデメリット
一見お得になるように見える電力自由化ですが、実は誤った選び方をすると今までよりも損してしまう場合があります。
なので、デメリットはしっかりと把握しておきましょう。
逆に電気代が高くなる場合も
「新電力に変えたのに電気代が高くなってしまった…」
実はよく考えずに乗り換えてしまうと、今までよりも高くなってしまう場合があります。
その中でもよくある失敗がオール電化住宅です。
オール電化住宅は、深夜の電力を利用し、日中に使う熱量を溜め込む仕組みになっています。
そのため、オール電化向けのプランは深夜料金が割安になっています。
しかし、新電力会社の普通のプランに切り替えてしまうと、オール電化向けのプランと比べて深夜料金が高くなるため、電気代が高くなってしまいます。
電力会社の乗り換えに失敗しないためには、自分に合った電力会社選びが重要です。
支払い方法がクレジット決済か口座振替のみ
料金の支払い方法はクレジットカードか口座振替の場合がほとんどです。
今まで、コンビニ支払いをしていた人にとっては不便ですよね。
なぜ支払い方法が少ないのかというと、電気代が安くなっているからです。
コンビニ支払いの場合、コンビニでの決済手数料は電力会社負担になります。
電気代が安くなる分、少なくなった支払い方法に関しては我慢するしかありません。
解約時に違約金がかかる
電力会社の料金プランによっては、契約年数縛りや解約時に違約金がかかる場合があります。
しかし、それは一部でほとんどの電力会社では、解約時に諸経費がかかることがあります。
では、どのような時に違約金がかかるのかというと、セット割の途中解約です。
例えば、ケーブルテレビと電気のセット割で申し込んだとき、契約年数以内で解約すると違約金がかかってしまいます。
そのため、引っ越しの予定がある場合や様子見で契約する場合は、解約金がかかるかかからないか調べておくようにしましょう。
会社倒産の可能性あり
新電力会社は地元の電力会社と違い、公的な資金で守られているわけではありません。
そのため、倒産の危険性があります。
すでに今年の5月には福島電力が電気事業から撤退を発表しました。
こういったニュースを見ると、
「新電力会社って怖いかも…」
と思ってしまうかもしれません。
そのため、安全性を考慮するなら、
- 契約者数が多い
- 大手の企業が運営している
電力会社を選ぶようにしましょう。
発電所を持っていない
新電力会社のほとんどは別の事業をメインにしている会社なので、自社発電所を持っていません。
電気は地元の電力会社が発電したものを購入し、販売しています。
もし、災害などで地元の電力会社の稼働がストップしてしまった場合は、電力の供給がストップしていまいます。
新電力会社の中にも自家発電所を保有している企業はいくつかあります。
いざという時の安全性を考えるなら、自家発電所を保有している電力会社がおすすめです。
デメリットまとめ
- 前よりも高くなってしまう場合もある
- 料金のコンビニ支払いができない
- 違約金がかかる場合がある
- 電力会社が潰れる可能性がある
- 自社発電所を持っていない
結構デメリットってあるのねー
でも逆に考えてごらん!
デメリットを避けた電力会社を選べば、メリットしかないんだよ!
電力自由化のメリット
確かに先ほど説明した通り、電力自由化にはデメリットがあります。
しかし、そのデメリットを避けて電力会社を選べば、メリットしかありません。
月々の電気代が安くなる
電力自由化の一番のメリットは毎月の電気代が安くなることです。
今まで私たちは地元の電力会社(東京電力、関西電力など)しか選ぶことができませんでした。
2016年の電力自由化により、今までになかった多くの新電力会社が生まれ、現在では500社以上あると言われています。
たくさんの電力会社ができると、「他の会社から自分の会社に乗り換えさせたい!」と各社ともに経営努力をします。
そこで、起きたのが価格競争でした。
それぞれの電力会社がこぞって安い料金プランを用意しています。
例えば、
- Looopでんき⇒基本料金0円
- HTBエナジー⇒地元の電力会社の電気料金より一律5%OFF
といった、今までにない低価格な料金で電気を使えるようになりました。
セット割でさらに料金が安くなる
先ほど説明した通り、新電力会社に乗り換えると毎月の電気代が安くなります。
さらに安くなるセット割を用意している電力会社もあります。
セット割は、電気と別のサービスを一緒に契約することで、電気代が割引されるプランです。
電力自由化で新しくできた電力会社のほとんどが別の事業と並行して電気の供給を行っています。
例えば、
- 東京ガス(ガス会社)⇒ガス・電気セット割
- ENEOS(ガソリンスタンド)⇒ガソリンの値引き
- 東急(鉄道会社)⇒PASMO定期割引
といった元々の事業と組み合わせて、さらに安くなる料金プランを用意しています。
ポイントが付く
電気料金の値引きだけでなく、独自のポイントが付く電力会社もあります。
今までもクレジットカードで支払えば、支払額に応じてポイントが貯まりましたが、還元率はあまりよくありませんでした。
高還元率で電気を使えば使うほど、ポイントが貯まるのが、新電力会社の特徴です。
- 楽天エナジー⇒楽天スーパーポイント
- ENEOSでんき⇒ENEOSポイント
貯まったポイントは、お買い物に使えるのはもちろんのこと、電気代の支払いにも利用できます。
自家発電所でいざという時安心
皆さんの記憶にも残っているかと思いますが、2011年に東日本大震災がありました。
そのとき、東北~関東地方は大規模な停電になったのですが、その理由は知っていますか?
災害時に停電が起きてしまったのは、東京電力の発電施設に頼っていたからです。
実は、自家発電所を持っている企業は震災の影響を受けずに停電にならなかったのです。
新電力会社には自家発電所を保有している企業もあります。
- Looopでんき⇒全国14か所
- ENEOSでんき⇒全国10か所
そのため、自社発電所を持っている電力会社は災害時に停電になる可能性は低いです。
しかも、発電システムは太陽光や地熱、風力などのクリーンエネルギーを利用していて、環境にも優しい発電方式です。
新電力のメリット
- 今までにない低価格な料金プラン
- さらに安くなるセット割
- 使った分だけポイントが還元
- 自社発電所でいざという時も安心
まとめ
これで電力自由化のメリットとデメリットが分かったわ♪
じゃあこれから新しい電力会社を選んでいこう!
うーん、でもどんな電力会社を選べばいいのか分からないよ…
沢山あり過ぎて…
それなら今回説明したデメリットのない電力会社をまとめたランキングがあるんだ!
それなら安心ね♪
お得に電力会社を乗り換えてみようね!
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料金シミュレーションでおよそ最適な電力会社を決めることはできますが、実際には、ガスと一緒に契約した方がお得に利用できるなど、電気料金だけでなく、ガス料金も併せて検討した方が良い場合もあります。
その上、電気の使用状況、ガスの使用状況なども考慮しなければならないため、自分のライフプランに最適な電力会社・ガス会社を選ぶのは本当に大変です。
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