2017年になり、ガス自由化が始まり、都市ガスも好きなガス会社を選べるようになりましたね。
ただ、電気と違ってガスの自由化はそこまで進んでいないので、選べる選択肢がかなり絞られてしまいます。
その中でも、東京ガスに次いで最もシェアの多い、「ニチガスの都市ガス」を契約してみました。
ガス会社を変更する機会ってなかなかないと思うので、その一連の流れや実際にどれくらい料金が安くなったのか？
その評判をレビューしていきます。
もくじ
我が家が都市ガスを東京ガスからニチガスに乗り換えた理由
当ブログは電力会社について色々書いているサイトですが、都市ガス自由化はまだ1年くらしか経っていないため、様子見状態だったんですね。
ただ、ガス会社で有名なニチガスが都市ガスに参加したということで、ようやく重い腰を上げることになりました。
そんな中で今まで使っていた東京ガスからニチガスに乗り換えた理由は以下のとおりです。
- 東京ガスよりも安い料金プラン
- 工事不要・初期費用がかからない
- 大手企業ならではのサポート体制
- キャンペーンを駆使すると、合わせて年間18,000円分お得に申し込める
まずは確認しよう！ニチガスの対応エリア
まず前提として、ニチガスは関東圏内に住んでいる、もしくはこれから関東圏内に引っ越しする人しか契約することができません。
ニチガスは都市ガスとプロパンガスの両方を取り扱っていますが、対応エリアがきちんと掲載されていなかったので、まとめてみました。
一度あなたのご家庭が切り替え可能かどうかを調べましょう。
対応エリアは利用中のガス会社によって決まる
ニチガスの都市ガスは基本的に関東圏内なら利用可能です。
しかし、現在利用しているガス会社が以下の会社でないと、切り替えることができません。
- 東京ガス、東京電力、東急、CDエナジーダイレクト(あなたガス)
- 東部ガス、鷲宮ガス、栃木ガス、野田ガス
- 武陽ガス、角栄ガス、館林ガス、昭島ガス、秦野ガス
- 厚木ガス、大東ガス、武州ガス、伊那都市ガス
東京ガスと料金比較。ニチガスに切り替えるとどれくらい安くなる？
結論から言うと、ニチガスに変更するだけで、ほぼ確実に安くなります。
それは、その料金プランを見て、計算すれば一目瞭然でした。
都市ガスの料金は基本料金と従量料金によって計算されています。
単位はm3(りゅうべい)で使用しているガスの量に応じて基本料金と従量料金(基準単位料金)が変わってきます。
まずは、東京ガスとの料金比較をしていきます。
ガス料金はその月の燃料調達費によって一桁円単位で毎月変わりますが、ここでは2018年11月の料金単価で比較していきます。
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 0～5m3 | 745.20円 | 1,458.00円 |
| 5～20m3 | 745.20円 | 780.84円 |
| 20～80m3 | 1,036.80円 | 1,057.97円 |
| 80～200m3 | 1,209.60円 | 1,222.13円 |
| 200～500m3 | 1,857.60円 | 1,837.73円 |
| 500～800m3 | 6,177.60円 | 5,941.73円 |
| 800m3～ | 12,225.60円 | 11,687.33円 |
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 0～5m3 | 142.66円 | 0.00円 |
| 5～20m3 | 142.66円 | 135.53円 |
| 20～80m3 | 128.03円 | 121.68円 |
| 80～200m3 | 125.92円 | 119.62円 |
| 200～500m3 | 122.68円 | 116.55円 |
| 500～800m3 | 114.04円 | 108.34円 |
| 800m3～ | 106.48円 | 101.16円 |
一般家庭ではかなり使った月でも20～80m3の範囲です。
料金表を比べてみると、基本料金は東京ガスより安いものの、従量料金は安くなっているのが、わかりますね。
実際に東京ガスからニチガスに乗り換えるとどれくらいオトクになるの？
では初年度では実際にどれくらい料金がオトクになるのかを世帯人数別で計算してみました。
※契約アンペア数、電力使用量、ガス使用量は総務省の家計調査のデータを元にして試算しています。
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 年間ガス代 | 31,264円 | 28,580円 |
| 年間節約額 | ⇒2,685円お得 |
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 年間ガス代 | 35,385円 | 32,495円 |
| 年間節約額 | ⇒4,749円お得 |
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 年間ガス代 | 46,677円 | 43,226円 |
| 年間節約額 | ⇒4,964円お得 |
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 年間ガス代 | 48,990円 | 45,424円 |
| 年間節約額 | ⇒6,298円お得 |
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 年間ガス代 | 56,546円 | 52,604円 |
| 年間節約額 | ⇒3,942円お得 |
| 東京ガス | ニチガス | |
|---|---|---|
| 年間ガス代 | 60,864円 | 56,707円 |
| 年間節約額 | ⇒4,157円お得 |
東京ガスからニチガスに乗り換えると、年間数千円ほど安くなるということが分かりました。
でも今までと全く同じ使い方で安くなるなら、切り替えた方がお得です。
ここでは一例として東京ガスとの比較をシミュレーションしましたが、ニチガスの公式サイトでは東京電力、東急、東部ガスなど様々なガス会社と比較することができるので、まずはあなたのご家庭の場合どれくらいお得になるのかをシミュレーションすることをおすすめします。
解約金や違約金もかからない
ニチガスには解約時に解約金や違約金といった諸経費はかかりません。
都市ガスの自由化が始まり、これからニチガスよりも安いガス会社が出てきてもおかしくありません。
ニチガスならそんな時にスムーズに他社に乗り換えられますね。
ニチガスへの切り替えで工事は基本的に不要
私はニチガスの前は普通に東京ガスを利用していたのですが、ニチガスの担当者によると・・・
「現在都市ガスを利用している場合、ニチガスに切り替える際に工事は不要」
とのことでした。
もちろん、持ち家だけでなく、賃貸物件でも借り主の判断で自由にガス会社を変更することができます。(我が家も賃貸マンションです)
ただし、プロパンガスから都市ガスに切り替える場合は工事が必要になります。
だいたい10～20万円が相場と言われているので、もしプロパンガス代を安くしたいならプロパンガス業者を変更した方がお得です。
https://xn--6oq38fr53apimgvzu8j.com/lp-gus-cost/
ガス会社ならではのめちゃくちゃなサポート
都市ガスの自由化といっても、完全自由化されたのは販売の部分だけで、ガスの定期点検やガス漏れや配管に関する緊急保安は東京ガスが行います。
ただ、ニチガスの場合、東京ガスのサポートとプラスしてさらにめちゃくちゃなサポートが付いてきます。
それが「24時間365日トラブルの駆けつけ」です。
ニチガスは元々は関東を中心としたプロパンガスの会社なのですが、そのため関東に90箇所の営業所が存在し、それぞれに合計1,834名が配属しているようです。
東京ガスの営業所は全国合わせて25ヶ所に対して、ニチガスは約4倍ですね。
最大30,000円キャッシュバックキャンペーン
ニチガスを公式サイトから申し込もうとしていませんでしたか？
実は、ニチガスは公式サイトから申し込むよりも、「ガスチョイス」から申し込むほうがお得でした。
ニチガスは現在「スイッチングキャンペーン」を行っていて、初月の請求額が2,000円割引されます。
確かにこれだけでも十分お得なのですが、
ガスチョイスから申し込むと、最大30,000円のキャッシュバックが付きます。
- ニチガスへの切り替え⇒3,000円
- ニチガスへの切り替え＋ネット回線の申し込み⇒30,000円
つまり、ガスチョイスからニチガスに切り替えると、
ニチガスの初月割引とガスチョイスのキャッシュバックを合わせて・・・
最低でも5,000円、最大32,000円もお得に申し込むことができるんです。
ただ、3万円のキャッシュバックは、ネット回線かWiMAXを合わせて契約しないといけないので、必要ない場合は無難に3,000円のキャッシュバックをゲットしておきましょう。
それでは、実際に私が契約した手順をご紹介します。
ガスチョイスからニチガスへの申込み方法
まず、大まかな流れですが、
- ガスチョイスにWEB申込みする
- ガスチョイスの電話を受ける
- ニチガスと電話で立会日などの調整
- 立ち会い＆ガス開栓
という流れになります。
まず、「ガスチョイス」の公式サイトへアクセスします。
公式サイトの【お申込み】をクリックします。
このときの注意点ですが、キャッシュバックキャンペーンはWEB限定のキャンペーンです。
そのため、電話ではなく、必ずWEBフォームから申し込みましょう。
WEBフォームなら24時間受け付けすることができます。
申し込みフォームに必要事項を入力して、【確認画面へ】をクリックします。
申込みが終わったら、数時間後に0120-557-862のフリーダイヤルから電話がかかるので、受けましょう。
オペレーターの方から確認の連絡が来ます。
確認が終わったら、後日ニチガスから電話確認連絡があります。
(我が家の場合は、2日後でした)
後日郵送で書類が送られてくるので、決済手段を選択します。
- 口座振替
- クレジットカード
- ビットコイン
書類には以下のような支払い方法の案内が入っています。
口座振替・クレジット決済ならQRコードにスマホでアクセスし、カード情報を入力するだけで完結します。
これでニチガスの利用が開始されます。
実際にどれくらい安くなった？使用感や感想まとめ
実際に今回都市ガスを東京ガスからニチガスに変更して初めての請求がきました。
11月分のガス使用料は35m3でした。
使いすぎですねw
まあ、我が家はほぼ毎日家で料理しますし、湯船にも浸かって追い焚きもするので、3人家族でもこれくらいするのは当然といえば当然ですが・・・
やはりスイッチング割2,000円に助けられました。
もし東京ガスで35m3利用したとすると、5,535円です。
なので、東京ガスからニチガスに変えたことで、初月の請求が2,203円お得になるという結果になりました。
また、ガス会社を変更したからといって、今までと特に変わりなくガスを使うことができています。
結果、毎月のガス代が安くなりましたし、現状とても満足しています。
ガスだけでなく、ついでに電気もお得に乗り換えるともっとお得！
今回は都市ガスをオトクにする方法をご紹介しましたが、現在利用している電力会社を変更すれば、毎月の電気代も今よりもオトクになります。
年間3万円ほど安くなるケースも非常に多いのが、電力会社変更の魅力です。
「初心者でもわかる！電力会社の選び方」では、全国の電力会社の中から料金面やサービス面などを考慮し、厳選した20社を徹底比較しています。
ガス会社と電力会社の変更を組み合わせれば、年間10万円ほど光熱費を抑えることも可能ですね。
番外編：マイニチガスアプリの登録方法や使い方
ニチガスの都市ガスに申し込むとウェブ上やアプリでガスの使用料、請求額が分かる「マイニチガス」を利用することができます。
実はニチガスに乗り換えて一番便利だなーと思ったのが、マイニチガスのサービスなんですよね。
今までの都市ガスって請求書が来てようやく使った量や額分かりましたよね？
マイニチガスを利用すれば、アプリやウェブ上でいつでも確認することができますし、月ごとや年ごとの使用料を比較することもできます。
なので、今まで以上に節約意識が高まりますし、今後の改善点が見つかりますよ。
マイニチガスのアプリのダウンロード方法と登録方法
ニチガスは紙の明細書だけでなく、ウェブやアプリでも閲覧することができます。
マイニチガスをウェブ上で閲覧したい場合は、マイページにアクセスしてください。
基本的な使い方はアプリとウェブはだいたい同じなので、私がよく使っているアプリでその使い方を説明していきますね。
アプリはAndroid版とiPhone版があります。
マイニチガスを利用するには、まずユーザー登録を行う必要があります。
アプリを開いて、まず、【新規登録】をタップします。
「ご利用規約」を読んでから【同意する】をタップします。
次にお客様番号を入力するのですが、これは最初に届く検針票に記載されています。(検針票の右上に記載されています)
お客様番号を半角数字で入力したら、【次へ】をタップします。
申し込み時に登録した電話番号による二段階認証があります。
これは、テキストメッセージ(SMS)の方が簡単なので、チェックを入れてから【送信】をタップします。
スマホにメッセージが送信されるので、記載されている６桁の番号を入力し、
【次へ】をタップします。
そして、最後ですが、メールアドレスとパスワードの登録をします。
あなたのメールアドレスを2回入力し、【送信する】をタップします。
続いて８桁のパスワードを登録します。
必ず、半角の大文字、小文字、数字を混ぜたパスワードに設定しなければいけません。
(例)Nichiga2、2ichigas
【次へ】をタップすると、登録情報が完了します。
登録したメールアドレスとパスワードは必ず控えておきましょう。
マイニチガスの使い方とできること
このように月ごと使用料と請求額をアプリ上で確認することができます。
また、2年以上使用すると前年度と比較することもできるようです。
私はまだ1年目なので、利用できませんが、例えば、前年と比べて使いすぎたなとか比較することができます。
今までだと前年度と比較する場合、紙の検針票を探さないといけませんでしたが、全てアプリ上で完結するのは、すごく楽そうです。
もう悩まない！おまかせ電気・ガスコンシェルジュがあなたにぴったりのプランをご提案！
料金シミュレーションでおよそ最適な電力会社を決めることはできますが、実際には、ガスと一緒に契約した方がお得に利用できるなど、電気料金だけでなく、ガス料金も併せて検討した方が良い場合もあります。
その上、電気の使用状況、ガスの使用状況なども考慮しなければならないため、自分のライフプランに最適な電力会社・ガス会社を選ぶのは本当に大変です。
実際、まだどの電力会社・ガス会社と契約するか迷っている方もいらっしゃるでしょう。
そんなあなたは、ぜひ、当サイトから「おまかせ電気・ガスコンシェルジュ」をご利用ください！
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