一日中家にいる在宅ワーカーの場合、自宅がオフィスなので、どうしても電気代がかさむんですよね…
私も休日は家に籠って作業に没頭する兼業在宅ワーカーですし、少しでも電気代を安くしたいと考えていました。
実は電気代というものは、ちょっとした工夫や使い方を変えるだけで、劇的に安くすることができます。
「クーラーをつけるな!」、「電気はこまめに消せ!」みたいなありきたりで面倒な節約方法はこの記事では紹介していません。
あくまで今までと同じ電気の使い方で楽して電気代を抑える方法をご紹介します。
もくじ
電力会社・契約プランを変更する
一番カンタンかつ、効率よく電気代を節約するなら現在契約している電力会社や料金プランを見直しましょう。
電力自由化ってご存知ですか?
今までは東京電力や関西電力といった地域の電力会社しか選択することができませんでしたが、現在では様々な電力会社を選ぶことができるようになりました。
基本的に新しくできた電力会社は従来の電力会社よりも料金プランが安い場合がほとんどです。
安全性を懸念される方も多いですが、発電所や送電網は今までの電力会社のものを利用しているため、安全性は今までと一切変わりません。
新電力会社が今までの電力会社と唯一違う点は、
- 料金面
- サービス面
のみになっています。
「【失敗したくない方必見!】電力会社の選び方たった3つのポイント」では、これから初めて電力会社の変更を検討している方向けの正しい電力会社の選び方を解説しています。
特に在宅ワーカーの場合、快適に作業を行うためにエアコンを常にフル稼働している方がほとんどだと思います。
しかも一日中家にいるため、他の家庭と比べると電気の使用量はべらぼうに大きくなります。
電力自由化のメリットは、
- 今までと同じ使い方で電気代が必ず安くなる
- 電気を使えば使うほどオトクになる
ことです。
もし、「細かいちまちました節電はしたくない!」という方は、まずは電力会社の変更から始めてみましょう。
電気代を経費で落とす
個人事業主の方ならすでに行っているかもしれませんが、電気代は「家事関連費」として経費計上することができます。
ただし、全額ではなく、経費になるのは仕事として利用している部分のみなので、「按分(あんぶん)」する必要があります。
按分とは仕事に関わっている部分と個人利用の分を区別することを言います。
例えば、1K賃貸マンションで一人暮らしをしている場合、作業時間分の1部屋分の電気代はすべて経費計上してもおかしくはありません。(照明、エアコン、パソコンなど)
逆にキッチンや洗濯機、冷蔵庫などの分を計上してしまうと、税務署に指摘される可能性があります。
一般的な経費計上する電気代の計算方法は、
- 在宅中の何割作業をしていたのか?
- 自宅面積のうち何割が作用部屋なのか?
で計算していきます。
例えば、在宅中のうち8割作業をしていて、作業部屋が全面積の半分を占めていた場合、
請求額×0.8×0.5
が経費計上すべき金額で、電気代の約4割を業務に使っていると説明可能です。
このような計算方式で、一般的な経費計上の割合は3~4割が妥当と言われています。
これに部屋数が増えたり、家族が増えた場合は、その割合は減ると考えておいてください。
あくまで税務署に説明責任を求められた時にきちんと説明できる範囲内の電気代を経費計上するようにしましょう。
消費電力の高い家電の設定と使い方を見直す
電気代を節約するならまずは消費電力の高い家電から改善していくほうがコスパがいいです。
例えば、エアコンの電気代は年間16,000~50,000円ほどかかると言われていますが、照明器具は1台あたり3,200円程度です。
なので、こまめに電気を消すよりもエアコンを改善するほうがはるかにコスパよく電気代を節約することができます。
家電の中で消費電力の割合が多いのは、エアコンと冷蔵庫です。
この2台の設定方法と使い方をご紹介します。
エアコンをこまめにオン・オフしない
節電意識の高い方はびっくりするかもしれませんが、こまめにエアコンをオン・オフすると逆に電気代が高くなります。
私も小さい頃は「使ったら消しなさい!」とよく母親に言われていましたが、むしろ逆効果です。
実は、エアコンがもっとも電力を消費するのが、起動時です。
暖房使用時に必要なアンペア数は6.6Aですが、立ち上がり時には20Aもかかってしまいます。
(参考:http://www.tepco.co.jp/ep/private/ampere2/ampere03.html)
次に電力を消費するのが、温度調節をするときです。
例えば、室内気温が10度の時に26度まで上げるとしたら、10度→26度に上げる時に多くの電力を消費します。
そして、26度になった後はその室温を保つ作業に移ります。
実はエアコンって温度を保つ時は思ったほど電力を消費しません。
そのため、こまめにオンオフをしてしまうと、エアコンの起動と温度調節がダブルで必要になってしまうため、たくさんの電力が必要になってしまいます。
そこで、家にいる時や数時間外出するくらいの時はエアコンはつけっぱなしで過ごすようにしましょう。
エアコンは自動運転を使え!
エアコンでもっとも効率よく温度調節できるのが、自動運転です。
自動運転はその名の通り、エアコン自身で判断してその時に最適な温度と湿度を保つ機能です。
暖房機能だけで温度を上げると効率が良くないので、湿度調整や送風も同時に使って効率良く、室内を快適な温度に保ちます。
暖房の場合17度以上を保つように稼働します。
労働安全基準法の事務所衛生基準規則によると、「室内温度は17度上28度以下」という記載があり、それに則った室温に自動的にしてくれます。
「17度じゃ寒すぎる!」
という方は、自動運転にした後、温度調節ボタンで温度を上げましょう。
自動運転の「+1」は最低18度を目安とした温度設定になります。
エアコンの性能を上げる
いくらエアコンの使い方や設定を変更したといっても、エアコン自体の性能が落ちてしまうような状況では余計に消費電力がかさみます。
そこで、今すぐ実践できるエアコンの性能を上げる方法をご紹介します。
カーテンを閉めて断熱する
窓はガラス一枚で遮られているため、冬場は室内の熱を外へと逃し、
外気や外の温度を室内に伝えてしまいます。
そこで、カーテンを締めましょう。
そうするだけで、窓ガラス+カーテンになり、断熱効果が高まります。
フィルターを清掃
フィルターは2週間に一度はこまめに掃除するようにしましょう。
フィルターにホコリや汚れが貯まった状態だと、温度調節機能の性能が落ちます。
また、性能が落ちたにもかかわらず、無理やり温度を調節しようと
エアコンが頑張るので、その分消費電力がかかってしまいます。
冷蔵庫内の温度を下げる
次に冷蔵庫についてですが、
冷蔵庫の設定温度を「強」→「中」にした場合、年間で約1,400円節約されます。
中に入っている食材にもよりますが、中で痛むということはほぼほぼありません。
(参考:環境省の節電調査)
冷蔵庫と壁の間を適度に空ける
冷蔵庫と壁がピタリとくっついてしまいスペースがない状態だと、冷蔵庫の放熱がうまくいきません。
放熱されない状態だと冷蔵庫が温まってしまい、効率が悪くなります。
周りの壁を触っても熱を感じないくらいスペースを空けるのが、コツです。
ものを詰め込まない
冷蔵庫はエアコンと同じで冷蔵庫内に冷気を循環させて、食品を冷やします。
ものが詰め込まれている状態だと、冷気の通り道がなくなってします。
その分、冷やそうと冷蔵庫が頑張って稼働することで、余計に電力を消費してしまいます。
特に冷気の排出口付近にはものを置かないようにしましょう。
まとめ
会社に勤務するという昔ながらの勤務形態に縛られない在宅ワーカーは近年増えています。
自宅にいる時間がある分、会社勤務時代よりも電気代が高くなってビックリしたという方も多いです。
普段かかるコストを下げつつも、より快適に作業をすることが在宅ワークを継続し続けるコツです。
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