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東邦ガス
東邦ガスの電気は中部電力よりお得!申し込み前に確認しておきたいメリット・デメリットまとめ

東邦ガスの電気は中部電力よりお得!申し込み前に確認しておきたいメリット・デメリットまとめ

東邦ガス

 東邦ガスの電気は中部電力エリア、主に東海地方で申し込むことができる新電力会社です。

シェア数は全国で16位で東海地方だけで10万件を突破した電力会社です。

東邦ガスを利用している方ならダイレクトメールや広告、テレビCMなどで見たことはあるのではないでしょうか?

宣伝文句では「中部電力よりお得!」と書かれていますが、実際どうなのか気になったため、

  • 料金プランと料金シミュレーション
  • 利用者の口コミや評判
  • メリット・デメリット

をまとめてみました。

これから東邦ガスの電気に興味を持っている方は最後まで見ていただければ、どれくらいお得になるのか分かるように解説しています。

東邦ガスの電気と中部電力の電力料金を徹底比較

では、まずは東邦ガスの電気と中部電力の電気料金を比較していきます。

毎月かかる電気代は大まかに、

基本料金+従量料金×電力使用量

で計算することができます。

  • 基本料金:必ずかかる最低料金
  • 従量料金:1kWhあたりの単価
  • 電力使用量:その月に使用した電力量の合計

東邦ガスの電気の一般家庭向けの料金プランは3つあります。

  • ファミリープラン(契約アンペア30A以下)
  • ファミリープラン(契約アンペア40~60A)
  • シンプルプラン(東邦ガスを利用していない人向け)

ファミリープランは東邦ガスの都市ガス、もしくは東邦ガス指定のガス会社と契約している方向けのプランです。

シンプルプランは東邦ガスを契約していない向けのプランであまり利用する人は少ないプランです。

もちろん、ファミリープランの方が料金は安くなっています。

基本料金は東邦ガスの電気の方がお得

中部電力と東邦ガスの電気の基本料金ですが、現在の契約アンペア数が大きくなるに連れて高くなっていく仕組みになっています。

基本料金に関しては東邦ガスの方がお得になっています。

基本料金
  ファミリープラン シンプルプラン 中部電力
30A 788.40円 1,123.20円 842.40円
40A 919.20円 1,123.20円 1,123.20円
50A 1,200.00円 1,404.00円 1,404.00円
60A 1,480.80円 1,684.80円 1,684.80円

東邦ガスの従量料金はかなり複雑…

正直、東邦ガスの従量料金はかなり複雑化しており、他の電力会社と比較しづらい原因となっています。

例えば、中部電力の従量料金は以下のようになっています。

中部電力の従量料金
~120kWh 20.68円
120~300kWh 25.08円
300kWh~ 27.97円

このように一般的な電力会社は3段階制、もしくは一律価格になっているのですが、東邦ガスの電気は以下のようになっています。

東邦ガスの従量料金
  ファミリープラン
(30A契約)
ファミリープラン
(40A契約以上)
シンプルプラン
~120kWh 20.67円 20.67円 20.67円
120~200kWh 24.74円 25.03円 25.03円
200~250kWh 24.76円 25.05円 25.05円
250~300kWh 24.78円 25.07円 25.07円
300~350kWh 25.98円 25.98円 25.98円
350~400kWh 26.50円 26.50円 26.50円
400~500kWh 27.10円 27.10円 27.10円
500~700kWh 27.92円 27.92円 27.92円
700~1,000kWh 27.94円 27.94円 27.94円
1,000kWh~ 27.96円 27.96円 27.96円

こんな感じでなんと10段階にも分かれていて、これだと本当に東邦ガスだとお得なのかなかなか判断がつかない料金システムになっています。

てか1,000kWh以上って大豪邸とかしか需要がないと思うんですが…^^;

そこで、実際にこれらのデータを元に具体的にどれくらい電気代が節約することができるのか計算をしてみました。

中部電力から東邦ガスに乗り換えた場合の料金シミュレーション

1人暮らし~6人暮らしまでの世帯人数別の料金シミュレーションを行ってみました。

世帯別の電力使用量は総務省の家計調査のデータを元にしています。

1人世帯(30A、239.7kWh/月)
  ファミリープラン
(30A契約)
ファミリープラン
(40A契約以上)
シンプルプラン 中部電力
年間料金 74,772円 76,758円 79,206円 75,913円
年間節約額 ⇒1,141円お得 ⇒845円損 ⇒3,293円損  
2人世帯(30A、367.3kWh/月)
  ファミリープラン
(30A契約)
ファミリープラン
(40A契約以上)
シンプルプラン 中部電力
年間料金 113,789円 115,985円 118,433円 116,649円
年間節約額 ⇒2,860円お得 ⇒664円お得 ⇒1,784円損  
3人世帯(40A、431.8kWh/月)
  ファミリープラン
(30A契約)
ファミリープラン
(40A契約以上)
シンプルプラン 中部電力
年間料金 134,529円 136,725円 139,173円 141,668円
年間節約額 ⇒7,138円お得 ⇒4,942円お得 ⇒2,494円お得  
4人世帯(50A、444.3kWh/月)
  ファミリープラン
(30A契約)
ファミリープラン
(40A契約以上)
シンプルプラン 中部電力
年間料金 138,594円 144,160円 146,608円 149,233円
年間節約額 ⇒10,638円お得 ⇒5,073円お得 ⇒2,625円お得  
5人世帯(60A、525.3kWh/月)
  ファミリープラン
(30A契約)
ファミリープラン
(40A契約以上)
シンプルプラン 中部電力
年間料金 165,185円 174,120円 176,568円 179,789円
年間節約額 ⇒14,605円お得 ⇒5,670円お得 ⇒3,222円お得  
6人世帯(60A、637.2kWh/月)
  ファミリープラン
(30A契約)
ファミリープラン
(40A契約以上)
シンプルプラン 中部電力
年間料金 202,675円 211,611円 214,059円 217,347円
年間節約額 ⇒14,672円お得 ⇒5,737円お得 ⇒3,289円お得  

このように30A契約のファミリープランはどの世帯でも安いですし、もっともお得になるということが分かりましたね。

ただ、契約アンペア数が少ないとブレーカーが落ちやすくなってしまうというデメリットもあります。

なので、現在40A以上を使っているご家庭の場合、電力会社に電話してわざわざ契約アンペア数を下げてまで契約するのはあまりおすすめしません。

東邦ガスの電気って本当にお得?他の新電力会社と比較してみた

疑問

先程の料金シミュレーションを見てみると、東邦ガスに乗り換えれば中部電力の一般料金プランよりも安くなるということが分かります。

しかし、東邦ガスの電気よりもお得な電力会社は結構たくさんあります。

例えば、一人暮らしの場合、東邦ガスの電気だと年間1,000円ほどしか安くなりませんが、自然電力のでんきHTBエナジーの場合、年間4,000円ほど節約することができます。

また、月600kWh以上使うようなご家庭の場合、ピタでんなら4万円以上もお得になります。

このように自分の電力使用量やライフサイクルに合った電力会社をキチンと選べば効率よく電気を節約することができます。

でもなかなか、自分にマッチした電力会社を見つけるのって難しいですよね?

そこで、「電力会社一括シミュレーション」を利用してみましょう。

ご自身のお住まいの地域、電力使用量、契約アンペア数を入力するだけで全国の電力会社を一括比較し、安い順番からランキング形式で比較・検討することができます。

また、それだけでなく、電力会社乗り換え初心者の方でも分かりやすく、電力会社の選び方のポイントをまとめてあるので、是非とも活用してみてくださいね!

東邦ガスの電気利用者の口コミや評判

Twitterに投稿されている北ガス電力の口コミや評判をまとめてみました。

ネット上での主な評判
  • 料金が安くなる(中部電力と比べて)
  • 電気とガスをまとめるなら東邦ガスと中部電力どちらがお得かイマイチ分からない

電気料金単体でみると、料金シミュレーションの通り、多くの場合で東邦ガスの電気の方が安くなり、それに魅力を感じる人は多いようです。

ただ、一番多かった意見が

電気とガスをまとめるなら東邦ガスと中部電力どちらがお得?

でした。

この結論に関してはこの後の「東邦ガスのメリット・デメリット」で詳しく解説します。

東邦ガスの電気のメリット・デメリット

東邦ガスの電気料金、利用者の評判、他社と比較してみ分かったメリット・デメリットをまとめてみました。

東邦ガスの電気のメリット

OK

ガス器具を使っているとさらに安くなる

東邦ガスの電気は指定のガス器具を利用していると、電気代が更に安くなるセット割があります。

  • 暖房割引:毎月の基本料金が5%割引
  • 床暖割引:毎月の基本料金が8%割引
  • 家庭用燃料電池(エネファーム)割引:毎月の基本料金が10%

とはいえ、割引されるのは基本料金だけなので、最大で年間1,788円です。

なので、もし条件に該当するなら割引してもらうくらいの気持ちでいるといいかと思います。

詳しい条件についてはこちらをご覧ください。

解約時に違約金がかからない

新電力の中には契約年数縛りや解約時に違約金が発生する電力会社やプランがあります。

東邦ガスの場合、違約金等の諸経費はかかりません。

東邦ガスの電気のデメリット

間違い

中部電力よりも電気代が高くなる可能性がある

中部電力と東邦ガスの料金シミュレーションの通り、中部電力よりも電気代が高くなってしまう可能性があります。

例えば、契約アンペア数が40A以上で電力使用量が少なかったり、都市ガスが東邦ガスでなかった場合に加入するシンプルプランだと高くなる可能性大です。

申し込み前にしっかりとご住居の契約アンペア数や電力使用量を確認した上で、契約することをおすすめします。

蛇足になりますが、電力会社の料金シミュレーションはポイントやセット割などを加味した誇大広告的な結果が表示されることが多いです。

心配な方はこちらから東海地方の電力会社の料金を一括シミュレーションすることをおすすめします。

電気とガスをまとめた場合、東邦ガスと中部電力のどちらがお得か分からない

結論から言うと、厳密には比較することができません。

細かい説明は「都市ガスはどっちがお得?東邦ガス VS 中部電力」を見てもらえればと思いますが、それぞれ

  • 「中部電力は電気代が高く、ガス代が安い」
  • 「東邦ガスは電気代が安く、ガス代が高い」

という特徴があります。

なんかややこしいですね…笑

そのため、相対的にガス使用量が多いのであれば、中部電力、電気使用量が多いのであれば、東邦ガスの方がお得になります。

もし、東邦ガスと中部電力に限定するなら、まとめたりせずに、「電気を東邦ガス、都市ガスを中部電気」にするのがもっともお得です。

とはいえ、電気に関しては東邦ガスよりも安い電力会社はいくつかあります。

そのため、東海地方で光熱費を可能な限り下げたいのであれば、

  • 電気⇒東邦ガス、中部電力よりも安い電力会社
  • 都市ガス⇒中部電力

がもっとも無難かつ最安値な組み合わせになりますね。

まとめ:安さを求めるなら得策ではない!電気とガスの組み合わせを考え直すべき?

東邦ガスの電気の料金プランや利用者の評判、メリット・デメリットについてまとめてみましたが、どうだったでしょうか?

現在ご利用中の契約アンペア数や電力使用量によっては高くなってしまう可能性もあり、また安さを求めるのであれば他にお得な電力会社はたくさんあります。

また、電気とガスをまとめたとしても中部電力とどっこいどっこいの値引き額なので、個人的におすすめなプランはこちら!

  • 安さを求めたい!⇒他の電力会社+中部電力のガス
  • めんどくさい、請求をまとめたい!⇒中部電力の電気とガスセット

名古屋のズボラな私の友人は中部電力で電気とガスをひとまとめにしているそうです。

多少は安くなりますし、請求をまとめたい人なら中部電力でまとめてしまうのが無難かと思います。