東電で一人世帯におすすめの料金体系とおすすめの新電力会社

「東京電力で一人暮らしが契約できるおすすめのプランはどれ？」とお悩みの方必見！

この記事では、東京電力で一人暮らしにおすすめのプランを紹介し、各プランの料金や詳細を解説しています。

また、東京電力よりも一人暮らしの電気代を安くできるおすすめの新電力会社も紹介。

新電力会社をうまく活用すれば一人暮らしの電気代をかなり安くできるので、契約する電気プランに迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。

東京電力で一人暮らしにおすすめのプランはどれ？

東京電力で一人暮らしにおすすめのプランは、次の4種類です。

• スタンダード
• 夜トクプラン（2種類）
• スマートライフS

上記の4種類は、一人暮らしの方のライフスタイルによってどのプランが最適かが変わってきます。東京電力で一人暮らしにおすすめの各プランの料金と特徴をチェックしてみましょう。

なお予備知識として、東京電力の電気代は「基本料金＋従量料金」で決定されます。基本料金とは電気を契約しているだけで発生する料金で、従量料金は電気を使った分だけ単価を掛けて計算される料金です。

スタンダードS

東京電力のスタンダードSは、どんなライフスタイルで一人暮らしをする方にもマッチする、最も一般的なプランです。「昼間に働いて夜に寝る」生活の一人暮らしの方が東京電力を契約するなら、スタンダードSが最適でしょう。

どんなライフスタイルの一人暮らしの方でも利用しやすい東京電力スタンダードSの料金表は、次の通りです。

東京電力スダンダードSの料金表

基本料金	10A	286.00円
	15A	429.00円
	20A	572.00円
	30A	858.00円
	40A	1,144.00円
	50A	1,430.00円
	60A	1,716.00円
従量料金	〜120kWh	19.88円
	〜300kWh	26.46円
	300kWh〜	30.57円

東京電力のスタンダードSは、従量電灯Bより少しだけ料金が安くなっている点が一人暮らしにおすすめです。どのアンペア数で契約するかによって基本料金が変わり、従量料金は3段階に分けられ電気使用量が増えるほど料金が高くなります。

特に夜勤をする予定がない一人暮らしの形で、オール電化でもない住宅で一人暮らしをしている方なら、東京電力のスタンダードSを選んでおけば間違いありません。

夜トクプラン

東京電力の夜トクプランは、夜中に電気を使用することが多い一人暮らしの方におすすめ。夜勤をしている一人暮らしの方や、日中は不在である場合が多い一人暮らしの形なら、東京電力の夜トクプランを検討するといいでしょう。

東京電力の夜トクプランには「夜トク8」と「夜トク12」の2種類のプランがあり、時間帯ごとの料金が変わってきます。一人暮らしの方はライフスタイルに合わせて選択するのがおすすめです。

そんな夜に電気を使う一人暮らしの方におすすめの東京電力の夜トクプランの料金表は、次の通りです。

東京電力夜トクプランの料金表

夜トク8	基本料金	1kWにつき	214.50円
	従量料金	AM7時〜PM11時	32.74円
		PM11時〜翌AM7時	21.16円
夜トク12	基本料金	1kWにつき	214.50円
	従量料金	AM9時〜PM9時	32.74円
		PM9時〜翌AM9時	21.16円

一人暮らしが覚えておきたい東京電力夜トクプランの注意点として、夜の料金はお得ですが日中の料金はとても高い点が挙げられます。

平日の昼間は家にいない一人暮らしの方でも、土日などの休日に1日中家にいることが多い一人暮らしの方なら、夜トクプランを選ぶと料金が高くなる恐れがあります。

東京電力の夜トクプランは、一人暮らしのライフスタイルや電気使用量と照らし合わせて慎重に検討するのがいいでしょう。

スマートライフS

東京電力のスマートライフSは、オール電化とエコキュートを導入している家庭向けの電気プランです。エコキュートは、夜の料金が安い時間帯にお湯を沸かしておくのが節約のポイント。

東京電力のスマートライフSなら深夜1時〜6時の時間の電気料金が非常に安いので、賢く活用すれば一人暮らしの電気代を安く抑えられるでしょう。

そんなオール電化とエコキュートを併用している一人暮らしの方へおすすめの東京電力スマートライフSの料金表は、次の通りです。

東京電力スマートライフSの料金表

基本料金	10A	286.00円
	15A	429.00円
	20A	572.00円
	30A	858.00円
	40A	1,144.00円
	50A	1,430.00円
	60A	1,716.00円
従量料金	AM6時〜翌AM1時	25.80円
	AM1時〜AM6時	17.78円

東京電力のスマートライフSは深夜の電気料金がとても安い上に、日中の従量料金も夜トクプランほど高くないのが一人暮らしにとってのメリットです。

ただし、オール電化の住宅であってもエコキュートを使っていない一人暮らしの方であればそれほどお得にはならないので注意しましょう。

東京電力より新電力会社の方が安くなる場合がある

先ほどは東京電力で一人暮らしにおすすめのプランを紹介しました。しかし、実は東京電力の各プランは一人暮らしにとってお得度がそれほど高くなく、新電力会社へ変更する方が電気代は安くなるケースが多いです。

新電力会社とは、電力自由化により登場した新しい電気会社です。

こちらでは、一人暮らしにとって東京電力よりも新電力会社の方がお得になるのかどうか、実際に一人暮らしの料金比較をして検証してみましょう。

比較対象の新電力会社は、旅行会社で有名なHISが提供する「HISでんき」です。

スタンダードプランSより新電力会社の方がおすすめ

結論から先にお伝えすると、東京電力のスタンダードプランSを選ぶくらいなら、HISでんきへ乗り換える方が一人暮らしの電気代は安くなります。

本当に一人暮らしではHISでんきの方が安くなるのかを検証するために、東京電力とHISでんきの料金プランを比較してみましょう。

一人暮らしの平均的な契約アンペア数は30Aなので、その場合の料金で比較を行います。

東京電力とHISでんきの料金比較

料金		東京電力 スタンダードプランS	HISでんき ウルトラ30東京
基本料金	30A	858.00円	815.10円
従量料金	〜120kWh	19.88円	18.89円
	〜300kWh	26.46円	25.16円
	300kWh〜	30.57円	29.04円

上記の比較表を見ると、一人暮らしの場合は基本料金と従量料金のどちらも東京電力（スタンダードプランS）よりHISでんき（ウルトラ30東京）の方が安くなることがわかります。

このように、一人暮らしで東京電力のスタンダードプランSを契約するくらいなら新電力会社を契約する方が確実に料金が安くなるケースも多いのです。

夜トクプランやオール電化プランなら使い方次第

東京電力とHISでんきを比較した結果、スタンダードプランSなら新電力会社の方が間違いなく安くなることがわかりました。

しかし、東京電力の夜トクプランやスマートライフSなどのプランの場合、必ずしも新電力会社の方が安くなるとは限らないので注意しましょう。

なぜなら、新電力会社の中には夜間割引やオール電化に特化したプランは少ないからです。

東京電力の夜トクプランやオール電化プランが自分のライフスタイルに最適なのであれば、新電力会社よりも東京電力の方がお得になる可能性も考えられます。

一人暮らしの方は、ご自分のライフスタイルや電力使用量に合わせてプランを比較するといいでしょう。

ただし、「東京電力の夜トクプランを契約しているにも関わらず、日中も電気を使ってしまう場合」や「オール電化であっても、エコキュートがない場合」などは、新電力会社を契約する方が安くなる確率は高いです。

一人暮らしの電気代を節約したい方は、ぜひ新電力会社の公式ホームページをチェックして料金シミュレーションを行い、「自分の場合はお得になるのか？」を確認してみるのがおすすめです。

関東エリアで一人世帯におすすめの新電力会社

こちらでは、東京電力エリアで一人暮らしの方におすすめの新電力プランを紹介します。

いずれのプランも東京電力より一人暮らしにお得な電気プランを打ち出しているほか、東京電力と異なる独自の特徴もあります。

一人暮らしの方はそれぞれの新電力会社の特徴を理解し、東京電力よりもお得で自分にぴったりの電気会社を見つけましょう。

なお、紹介している新電力会社はあくまで東京電力エリアで一人暮らしをしている方におすすめのプランです。

東京電力エリア以外の地域やライフスタイルによっては別の電力会社やプランの方が安くなるケースもあります。

当サイトでは全国の電力会社を登録不要・完全無料で簡単に一括比較シミュレーションできます。東京電力以外のエリアでも自分に最適な電気会社を見つけたい一人暮らしの方はぜひご利用ください！

⇒全国の電力会社を完全無料で一括比較シミュレーション

HISでんき

HISでんきは、先ほど東京電力のスタンダードプランと比較した新電力会社です。一人暮らしにおすすめのプランがいくつもあり、自分のライフスタイルに合わせて最適なプランを選択できます。

特に一人暮らしにおすすめのプランは、毎日2時間分の電気代（従量料金）が無料になる「ママトクプラン」です。HISでんきのママトクプランには次の2種類があり、一人暮らしのライフスタイルに合わせてプランを選べます。

• 19時〜21時が無料の「ママトクプラン」
• 6時〜8時が無料の「朝ママトクプラン」

一人暮らしをしていると、仕事や学校から帰ってきて19時〜21時の間に料理をしたり洗濯をしたりすることも多いですよね。無料の時間帯に集中して電気を使用すれば、毎月の一人暮らしの電気代をお得にできることでしょう。

なお、東京電力と比べてHISでんきのプランを一人暮らしで利用する場合にどれくらいお得になるのかは、次の記事でも詳しく解説しています。HISでんきがどれくらい東京電力よりお得になるのか知りたい方は、ぜひそちらもご覧ください。

⇒結論！HTBエナジー(HISでんき)は一人暮らしこそぴったりの電力会社だった

楽天でんき

「楽天でんき」も東京電力より一人暮らしにおすすめの新電力プランです。

一人暮らしにおすすめな楽天でんきの特徴は次の2つ。

• 基本料金が無料
• 電気代の支払いで楽天スーパーポイントが貯まる

楽天でんきは、契約アンペア数やプランに関わらず基本料金が無料。東京電力エリアの場合は1kWhにつき26.5円の従量料金のみなので、電気代の請求が非常にわかりやすいのも特徴です。

また、楽天でんきのプランなら電気代の支払い200円ごとに1ポイントの楽天スーパーポイントが貯まります。

支払いに楽天カードを指定すると合計で200円ごとに3ポイントが貯まるので、楽天カードを持っている一人暮らしの方ならぜひ検討したいところ。

東京電力でもポイントサービスはありますが、楽天スーパーポイントの方が使い勝手はいいですよね。

なお、一人暮らしで楽天でんきを利用するとどれくらい東京電力よりお得になるのか、次の記事で詳しく検証しています。東京電力の代わりに楽天でんきを検討する際は、ぜひそちらもお読みください。

⇒一人暮らしが楽天でんきに変えると年間〜円安くなる結果に

自然電力のでんき

東京電力より一人暮らしの電気料金を安くできるだけでなく、環境問題にも貢献できるプが「自然電力のでんき」です。

自然電力のでんきは、東京電力エリアで一人暮らしをしている方なら年間最大5,000円近い電気代が安くなります。（詳しくはこちらの記事でご確認ください）

さらに、自然電力のでんきは利用するだけで環境問題に貢献でき、地球温暖化を防ぐための活動に協力できる点も魅力。選ぶプランによって再生可能エネルギーの内訳が異なるため、ご自身の考え方に合わせて選べます。

ただし自然電力のでんきの注意点として、電気の市場価格によって電気料金が変動するため、将来の電気料金が確定していない点が挙げられます。

電気にはJEPXと呼ばれる取引所があり、そこでの電気価格によって自然電力のでんきの各プランの料金が変動する仕組みです。（この仕組みは「市場連動価格」と呼ばれます。）

こういったポイントを踏まえると、とにかく電気代を安くしたいならHISでんきや楽天でんきを、地球環境の保護に協力したいなら自然電力のでんきを選ぶといいでしょう。

一人暮らしの光熱費をもっとお得にするコツ

先ほどは、東京電力よりもお得になるおすすめの新電力会社を紹介しました。

一人暮らしの光熱費を安くするためには、東京電力以外の新電力会社を検討するのはもちろん、覚えておきたいポイントがあります。

一人暮らしの光熱費を安くしたい方は、ぜひ参考にしてください。

一人暮らしに最適な契約アンペア数を選ぶ

東京電力エリアでは、契約アンペア数に応じて基本料金が決定される料金プランが一般的です。

東京電力などでは契約アンペア数が少ないプランほど基本料金は安くなり、高いほど料金も高くなります。（楽天でんきなど基本料金が無料のプランを選んだ場合を除く）

契約アンペア数が違うとどんな点が変わってくるのかというと、1度に同時に使える電流の量が変わってきます。

例えば一人暮らしの方なら、電子レンジやドライヤーなど複数の家電を使っていてブレーカーが落ちた経験はありませんか？

東京電力などでの契約アンペア数が多いと、そういった心配がなくなります。

ただし、東京電力などで一人暮らしが実際に使うより大きなアンペア数を契約していると、使わない分の無駄な基本料金が発生してしまいます。

そのため、一人暮らしの電気代をできるだけ安くするためには、東京電力などで必要最低限のアンペア数で契約手続きをすることが大切。

一人暮らしの契約アンペア数の選び方は次の記事で詳しく解説しているので、ぜひそちらもお読みください。

⇒失敗しない！一人暮らしに必要な契約アンペア数の選び方

電気とガスをセット契約すればもっとお得になるかも

東京電力のスタンダードプランSを契約するよりも新電力会社のお得なプランを契約する方が一人暮らしの電気代は安くなります。

さらに、サービスによっては電気とガスをセット契約できるプランも用意されており、ライフスタイルによってはその方が光熱費が安くなる可能性が高いです。

ちなみに東京電力にも電気とガスのセットプランはありますが、東京電力のプランはそもそもの電気料金が高いので、あまりおすすめできません。

電気とガスをセットプランで契約する場合も、東京電力ではなく新電力のプランを検討する方がいいでしょう。

ただし電気とガスのセットプランは料金体系が難しく、東京電力や他社と比較するには少し複雑な計算をする必要があります。

「光熱費は安くしたいけど、面倒な計算はしたくない」と考える一人暮らしの方なら、当サイトでおすすめしている「おまかせ電気・ガスコンシェルジュ」をご活用ください。

おまかせ電気・ガスコンシェルジュを利用すれば、あなたのライフスタイルに合わせて最適な電気とガスのプランを提案してくれます。

登録不要・完全無料で利用できるので、光熱費を安くしたい一人暮らしの方はぜひご活用ください。

⇒電気・ガスおまかせコンシェルジュの詳細はこちら

まとめ：スタンダードプランSより新電力会社の方が安い

この記事では、一人暮らしの方が東京電力で契約できる料金プランや、さらにお得になるおすすめの新電力会社を紹介しました。記事の要点をごく簡単にまとめると、次の通りです。

東京電力では一人暮らしで契約できるプランが何種類かありますが、特に一般的なスタンダードプランSを契約するくらいなら、新電力会社を利用する方が安くなることが多いのでおすすめ。

また、電気とガスはセット契約すると一人暮らしの光熱費をできる限り安くできます。無料のコンシェルジュサービスも賢く活用して、自分に最適な料金プランを見つけてくださいね！